本と編集の総合企業

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【受講生募集中!】「場の編集」を学ぶ、ケーススタディ型連続講座。SPBS THE SCHOOL 編集のレッスン [第3期] 2024年4月開講!

【受講生募集中!】「場の編集」を学ぶ、ケーススタディ型連続講座。SPBS THE SCHOOL 編集のレッスン [第3期] 2024年4月開講!

 

講座事務局よりお知らせ(2024.4.25更新)

✅ Aコース募集再開のお知らせ
定員まで参加枠が残っているため、Aコースの募集を再開しました!
第3回からの参加をご希望の方は、5月9日(木)12:00までにこちらからお申し込みください。
 
✅ 講座ナビゲーターのインタビューを公開しました
本講座のナビゲーターにお迎えする石川由佳子さんと杉田真理子さん(for Cities)に、お二人の活動や「場の編集」について、そしてお二人の「編集観」に共鳴するゲスト講師の皆さんについてお話を伺いました。インタビューはこちら→
 
✅ 受講ガイダンスを実施しました
〈for Cities〉のお二人とSPBSの企画担当者が、当講座の概要や各回のゲストについてお話ししました。受講をお考えの皆さま、ぜひご視聴ください! *本編は3:00〜

 

仕事や日常生活で応用可能な“編集的思考”を磨く講座、「編集のレッスン」。第3期となる今回は、「場の編集」に着目します。
 
ナビゲーターはアーバニストユニット〈for Cities(フォー シティーズ)〉の石川由佳子さんと杉田真理子さん。二人は場の編集を「空間・都市への介⼊の可能性を探っていくこと」と話します。そんな二人の“編集観”に共鳴する、都市の体験設計や、場づくり、まちづくりの実践者たちをゲストに迎え、その活動の中にある“編集的思考”をケーススタディ形式で学びます。
 
「場」の存在意義を捉え直し、そこに訪れる多種多様な人々をつなぎ合わせ、新たな活用方法を再びデザインする「場づくり」や「まちづくり」というフィールドは、いま最も“編集的思考”の応用が期待される領域の一つです。
まちづくりや場づくりに関心のある方や実践している方はもちろん、仕事の領域を広げたい編集に携わる方、日頃から自分が暮らす場所を豊かにしたいと考えている方も大歓迎です。
 
さまざまな背景を持った人々が共に生活する都市という場を編集的に捉え直し、これからの仕事や生活に新たな視点をもたらす「場の編集」を体得していただけたら幸いです。
 

「編集のレッスン」とは?

なぜ、多様な領域で「編集」が力を発揮するのか。

「編集」といえば、かつては主に本や雑誌の編集を指しましたが、時代とともに「編集」の対象は拡張してきました。現在では、ブランドや企業のストーリー・世界観を伝えることや、イベント・コミュニティの形成、地域活性化など、さまざまな場面で編集のマインドセット、“編集的思考”が求められています。なぜ、多様な領域で「編集」が力を発揮するのか──編集には、アイデア・企画の発想力、コミュニケーション力、調整力、意思決定力などのライフスキルが含まれているからです。先の見えないいまの時代こそ、わたしたち誰もが持っている“編集的思考”を磨くことで、仕事から日常まで、楽しみながら乗り切ってゆくことができるのではないかと考えています。


編集のレッスン[第2期]レクチャーの様子。ナビゲーターやゲストの手がけたプロジェクトの実現化のプロセスをたどりながら、フラットな対話を通じてそこに内包された“編集的思考”を探っていきます(*[第3期]はすべての講義をオンラインにて行います)。

■ 編集のレッスン [第1期] →
■ 編集のレッスン [第2期] →
 

 

 

石川由佳子(いしかわ・ゆかこ)/一般社団法人 for Cities共同代表理事・エクスペリエンス・デザイナー

「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに市民主体の小さな活動を街の中で企てていく。場の体験を編集する専門家。まちとみどりの関係性を再編集する街路樹のデータプラットフォーム「Dear Tree Project」主宰、Social Green Design協会理事、「Meaningful City Magazine」編集・出版。
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杉田真理子(すぎた・まりこ)/一般社団法人 for Cities共同代表理事・都市デザイナー・リサーチャー

海外生活の経験を生かし、リサーチほか文化芸術分野でのキュレーションや新規プログラムのプロデュース、ディレクション、ファシリテーション、アーティストとしての表現活動などを行う。出版レーベル『Traveling Circus of Urbanism』執筆・編集ほか、京都・浄土寺の複合アート施設「Bridge Studio」主宰。一般社団法人「ホホホ座浄土寺座」共同代表理事。
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▷ for Cities からのメッセージ

私たちfor Citiesは普段から、”都市体験のデザインスタジオ”としてさまざまな街や地域に潜り込み、そこに存在する現象や文化のリサーチをしています。
 
私たちは一般的なイメージとしての”編集者”ではありませんが、プロジェクトをするうえで、 “場の編集”というアプローチを普段から意識しています。今回の編集のレッスンは、この“場”という存在にフォーカスしてみたいと思います。
 
私たちの考える “場の編集”とは、その場所への「介入可能性を探っていくこと」だと思います。それは今その場所にあるものを、読み替えたり、作り替えたり、集めて異なる意味を作ったり、つなげて 新しい関係をつくったり、新しい視点を提供すること。メディアの編集も場の編集も基本の考え方は同じで、私たちは冊子の編集・デザインも場のデザインも、同じような姿勢で行っています。
 
今回は、異なる分野でありながら「都市への介⼊可能性を拡張させる活動を⾏なっている」4名をゲストにお招きしました。プログラムを通して、みなさんと共に場所への介入方法のヒントを考えていければと思います。

 

▷ カリキュラム・講師(全5回)

*すべての回を〈for Cities〉のお二人にナビゲートしていただきます。
*ディスカッションパートでは、毎回ゲストから出される「問い」をテーマに話し合います。
*第2回〜第5回は、講義終了後に30分程度の「放課後雑談会」を行います(任意参加)。
*全5回の講座以外にも、期間中の課外活動や、終了後の番外編講義を予定しています。詳細は、後日発表いたします。
 

第1回|2024年4月20日(土)10:00-12:30
講師|石川由佳子・杉田真理子/for Cities

内容|「場の編集」、すなわち「都市や空間への介入可能性」を探る今回の講座の入り口となる第1 回。〈for Cities〉として 2 人が実践してきた「場の編集」の事例を挙げながら、その思考と行動のプロセスを追体験し、そこにある編集的思考に迫ります。
*受講者同士の自己紹介や交流の時間もあるため、初回のみ30分拡大します。
 

▷ for Cities について

一般社団法人for Cities は、東京・京都に活動拠点を持つ都市体験のデザインスタジオ。国内外の、建築やまちづくり分野でのリサーチや企画・編集、教育プログラムの開発まで、国や分野を超えて「都市」の日常を豊かにすることを目指して活動している。都市に関わるプロジェクトや実践者を収集するプラットフォーム「forcities.org」を通した国内外のアーバニストたちとのネットワークを活かし、これまでに、これからの都市を考えるうえで必要なスキルを学ぶ学びの場「Urbanist School」や展覧会「for Cities Week」を東京・ナイロビ・カイロ・ホーチミンなど国内外の都市で実施。若手の人材育成や、これからの持続可能な都市づくりの提案を地域に入り込みながら実践している。

 

第2回|4月28日(日)10:00-12:00
ゲスト|吉田勝信/デザイナー・採集家・プリンター

内容|「物のつくりかたをデザインする」を方針として掲げ、グラフィックデザインや家具制作、ブランディングなど多岐にわたって活動している〈吉勝制作所〉。あらゆる活動の起点となる「採集」という行為を、「場の編集」と重ね合わせて考え、掘り下げていきます。場の捉え方、読み解き方のさまざまな可能性を体感してもらうことを目指します。

プロフィール

山形県を拠点にフィールドワークやプロトタイピングを取り入れた制作を行なう。近年の事例に海や山から採集した素材で「色」をつくり、現代社会に実装することを目的とした開発研究「Foraged Colors」や超特殊印刷がある。趣味はキノコの採集および同定。
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第3回|5月12日(日)10:00-12:00 
ゲスト|マルティンメンド有加/クリエイティブレジデンス「ALMOST PERFECT」運営

内容|築100年の精米店を改装した「Almost Perfect」。東京・台東区の下町の中にあって、世界各国からクリエイターが訪れるユニークな場を提供しています。どのようなプロセスでこの場が育まれてきたのか。そして、今後の展望は。国境を超えてつながる場のあり方を探ります。

プロフィール

2018年より台東区蔵前にて、クリエイターが宿泊・制作・発表ができるクリエイティブレジデンスAlmost PerfectをLuis Mendoと共に運営。コロナ禍を除き、現在まで約100名のクリエイターの東京での滞在をサポートしてきた。また、ファッションとサステナビリティに関するコンサルティングや教育を行う一般社団法人unistepsの理事も務める。
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第4回|5月26日(日)10:00-12:00 
ゲスト|川口瞬/真鶴出版代表

内容|「泊まれる出版社」こと〈真鶴出版〉は、2014年の開業以来、その名の通り神奈川県真鶴町で「宿泊」と「出版」を生業としながら、真鶴という“まち”とともに歩んできました。その過程で、真鶴という“まち”に、そして真鶴出版に、どのような変化が起こったのか。点から線、線から面へと拡張していく「場の編集」のあり方を考えていきます。

プロフィール

真鶴出版代表。雑誌『日常』編集長。1987年山口県生まれ。大学在学中にSPBSでインターン。「FREITAG POP UP STORE AT SPBS」などを企画。大学卒業後、IT企業に勤めながらインディペンデントマガジン『WYP』を発行。“働く”をテーマにインド、日本、デンマークの若者の人生観を取材した。2015年より神奈川県真鶴町に移住。「泊まれる出版社」をコンセプトに真鶴出版を立ち上げ出版を担当。地域の情報を発信する出版物を手がける。「LOCAL REPUBLIC AWARD 2019」最優秀賞。
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第5回|6月8日(土)10:00-12:00
ゲスト|クリスティアン・ディマ/ 空間・環境デザイナー

内容|空間・環境デザイナーであり、都市研究者として大学で教鞭を取るクリスティアン・ディマーさん。専門領域である「トランジションデザイン」とは、持続可能な社会への移行の道のりをデザインするためのデザインコンセプトのこと。ミクロとマクロのスケールを行き来しながら、都市をより良い場所にするために、わたしたちができることについて考えます。

プロフィール

ドイツ出身の空間・環境デザイナー。早稲田大学国際学術院国際教養学部准教授。アーバン・スタディーズとトランジション・デザインに関して教鞭を執る。研究のテーマは、人間中心設計の理論と実践、公共空間の政治学、都市コモンズ。

 

▷ 開催概要

*本講座は全コースオンライン講座です。受講の際にはオンラインに接続できる機器・環境をご用意ください。
 

【A】通常コース

講師や受講生とコミュニケーションを取りながら学ぶ、SPBS THE SCHOOLの醍醐味を体感できるコースです。

■ 日程(全5回)|4/20(土)、4/28(日)、5/12(日)、5/26(日)、6/8(土)
■ 時間|10:00-12:00(初回のみ10:00-12:30)
■ 会場|オンライン(Zoomを使用・カメラオンでの参加推奨)
■ 受講料|60,000円(税込66,000円)*分割払い可
■ 定員|25名
■ 内容|レクチャー(ゲストによるスライド等の資料を使用したプレゼンテーション・ナビゲーターとのトークセッション)+質疑応答/ナビゲーター・ゲストを交えたディスカッション/受講生同士の雑談会/期間限定アーカイブ視聴/Slackグループへの参加

■ お申し込み締切|2024年4月12日(金)12:00
→締切延長しています! 詳しくはお申し込みページをご確認ください。

 

【B】アーカイブ視聴コース

レクチャーパートの録画映像をご視聴いただけるコースです。

■ 日程(全5回)|各回終了後7日以内に視聴URLをお送りします。
■ 受講料|24,000円(税込26,400円)
■ 内容|レクチャー+質疑応答のアーカイブ視聴(60分程度×5回)

■ お申し込み締切|2024年9月30日(月)23:59
 

 

 

▷ よくあるお問い合わせ

Q1. 「編集」未経験でも参加可能ですか?
A1. もちろん大丈夫です。第1期・2期では職業的な編集の経験がない方のご参加が半数以上でした。そのような方々からも「視野が広がった」「新しいことを始めてみようという気になった」などの声をいただいています。編集を職業的な技術としてのみ捉えるのではなく、仕事や日常生活などさまざまな場面で生かせる思考法としてご提案する講座です。
 

Q2. 編集の技術は身に付きますか?
A2. 本や雑誌のつくり方、ライティングスキルなど編集に関わる技術の習得に主眼を置いた講座ではないため、ご期待に沿えない場合がございます。本や雑誌を制作する”編集”を総合的に学びたい場合は、3月22日(金)に情報公開予定の別講座「SPBS編集ワークショップ2024」等の受講をおすすめいたします。
 

Q3. 編集に関わる仕事をしていますが、どのように仕事に役立ちますか?
A3. 各ゲストには具体的な仕事の事例についてお話しいただきますので、例えば、企画づくり、広報的な伝え方、組織内外での編集者の役割、チームづくりなどに生かせる内容を予定しています。従来“編集”と捉えられていない職種の方々の“編集的思考”を学ぶことで、視野が広がり、間接的に編集の仕事に生かせる内容になると考えています。
 

Q4. 講座に参加するにあたり、用意するものはありますか?
A4. Zoomを利用したオンライン講座となっており、受講の際にはオンラインに接続できる機器・環境をご用意ください(スマートフォンで受講される方は、Zoomアプリのダウンロードが必要です)。アーカイブ視聴コースでの受講の方には、Dropboxに格納した録画映像のURLをお送りいたします。こちらも視聴にはオンライン接続が必要になります。
 

Q5. 受講者同士の交流はありますか?
A5. あります。Aコースは各回約2時間の講義のうち、最後の30分は受講者同士でのディスカッションの時間を設けます(ナビゲーター、ゲストも同席)。また、Slackグループを立ち上げ、講座の感想や気づきなどを参加者同士で共有していきます。また、期間中のどこかで雑談会・交流会などのイベントを予定しています。Bコースはカリキュラムとしての交流の時間はありませんが、期間中にオンラインでの雑談回・交流会を実施する予定です(人数制限がある場合もございます)。
 

Q6. すべての回に参加できなくても大丈夫ですか?
A6. 大丈夫です。すべてのコースで後日アーカイブ動画を共有します。また、講義当日に受講ができなくても、Slackをはじめとする受講生同士のコミュニケーションや、事前にいただいたご質問等は、可能な限り講義の中で取り上げます。個別の補講などはございませんが、期間中動画は何回でもご視聴いただけます。
 

▷ そのほかの注意事項

・最少催行人数に達しなかった場合、開催を見送る場合がございます。あらかじめご了承ください。
・通常コースの方へのスケジュールや課題提出の連絡など、開講中のコミュニケーションツールはSlackを使用します。
・講座開講決定後のご返金は、特別な事情がない限り原則として受け付けておりません。
・各回の講義の様子は録画され、運営者、ゲスト、参加者に共有されます。
 

▷ SPBS THE SCHOOLとは?

本屋の学校・SPBS THE SCHOOLは、“編集“を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリーです。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
■ 現在受付中・過去に開催したワークショップはこちら→
■ 編集のレッスン [第1期] →
■ 編集のレッスン [第2期] →

 

SPBS THE SCHOOL 編集のレッスン [第3期]

■ 開講期間:2024年4月20日(土)〜6月8日(土)
■ 主催:合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■ 担当:SPBSメディア事業部 SPBS THE SCHOOLチーム 工藤・大貫
ご相談やご質問などはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先 school [at] shibuyabooks.co.jp
*土日祝を除き、お問い合わせの翌日までにご返信します。

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