本と編集の総合企業

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【SPBS THE SCHOOL】みんなで「はたらく」を考える朝の連続講座。<いま西村佳哲著『自分をいかして生きる』を読み、話すワークショップ> *受付終了しました

【SPBS THE SCHOOL】みんなで「はたらく」を考える朝の連続講座。<いま西村佳哲著『自分をいかして生きる』を読み、話すワークショップ> *受付終了しました

 

講座事務局よりお知らせ

当講座は終了しました。現在募集中の講座・ワークショップはこちらからご覧いただけます。

 
読書をきっかけに、
自分にとっての「はたらく」と向き合うワークショップを開講します。

 
古くは『就職しないで生きるには』(レイモンド・マンゴー著/晶文社)、最近では『ぼくにはこれしかなかった』(早坂大輔著/木楽舎)など、自らの価値観にフィットするはたらき方・生き方を模索した本は数多くあります。
 
SPBSではオープン当初から、そんな「はたらき方」に関する書籍を積極的に取り扱ってきましたが、中でもロングセラーとして手に取られ続けている本が、働き方研究家・西村佳哲さんの『自分をいかして生きる』です。本書は、一人一人の仕事が、より“自分の仕事”であると実感するためにはどんなことが大切なのか、西村さんの思索の軌跡に触れられる一冊です。
 
はたらき方の変化が著しい今だからこそ、この本を深く読み、自分が感じたことを言語化する機会をつくりたい。そんな思いから、全3回のワークショップを開講いたします。ナビゲーターは、「働き方、暮らし、生き方」の探求をテーマにしたZINEの発行、トークイベントなどを行っている宮坂友介さん。第2回のワークショップでは、西村佳哲さんご本人をゲストとしてお迎えします。
 
2022年も終盤に差し掛かるタイミングで、ご自身の働き方の棚卸しをしてみませんか? みなさまのご参加をお待ちしております。
 

こんな人に受けてほしい

・「はたらき方」を見つめ直したい方
・組織に属するか個人で活動するか。決めきれずにモヤモヤしたものを感じている方
・日々をより良く、素直に、自分らしく、生きたいと思っている方
 

ナビゲーター


宮坂友介(みやさか・ゆうすけ)さん
1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学社会科学部卒。2018 年大手メディア企業からフリーランスとして独立。2019年zine「# 2018仏蘭西滞在日記 自由でリアルなナチュラルワイン生産者の暮らし」を出版、盛岡をはじめ各地でトークイベントなども行う。2020年5月SPBS THE SCHOOLにて自然酵母パンのパイオニア<ルヴァン>の甲田幹夫氏と共に「混沌の時代に、“矛盾なき”仕事と生活を選んだぼくらの「覚悟」の話。」トークイベントを展開。SPBS THE SCHOOLには今回2度目の登場。現在は主にPRプランナーとして企業からの依頼を受け、PR戦略立案などを手掛けるほか、「働き方、暮らし、生き方」などの探求をテーマに多方面にわたり活動を続ける。
Instagram@ysk_tokyo
 

ナビゲーターの宮坂さんから開講に向けて

 

 

自身のことと今回の企画へのいきさつ

(今となればとてもラッキーなことと言えるのかもしれませんが…)パンデミックが世界を覆う前の2018年、ぼくはフランスにいてナチュラルワインの作り手の元を訪ね歩いていました。それまでの会社勤めを辞め、何かになろう、という前に、アルコールが苦手なぼくが唯一美味しく、楽しく口にすることのできたナチュラルワインが作られるその原点を見に行こう、話はそれから、と半ば衝動的に旅立ったのです。
 
彼の地で衝撃だったのは、ワインが作られる現場だけでなく、むしろ彼らの暮らしや生き方、はたらき方でした。地に足の着いた堅実な暮らし、貧しくとも精神的な豊かさを体現した暮らし、などまさに多様で、カラフルで。生き方やはたらき方に唯一の答えはなく、各々が体現してゆくその自由さこそ、もっとも大事にすべきなのではないか? この旅の真の目的やテーマにたどり着けた気がしていました。

 

 

日本に戻ってなおその生き方やはたらき方の自由が頭を離れず、自分の仕事に向き合いながらも「はたらく」とは? と漠然と考える日々に突如訪れたウイルスによる社会の危機。期せずして訪れたステイホーム期間は、そのまま、多くの「はたらく」を考える参考図書に触れ、自分なりの「はたらく」の概念を構築した期間となりました。その際巡り合ったのが、西村佳哲氏の著作の数々であり、とりわけ今回の課題図書である『自分をいかして生きる』には大きな学びと深い同意がありました。何度も読み返すうちに「はたらく」という行為や概念は100人いたら100通りの定義があるはずであり、またそれらに正解も間違いもないはずで、できたらそんな意見を交わし合いながら、もっと有機的に「はたらく」を考えてみたい、と思ったのがこの企画の原点です。

 

 

なぜいまこの企画か?

今回のワークショップをなぜいま展開するのか? ということにもお答えしておかないといけないですね。
「はたらく」という概念は決して普遍的なものでなく、時代によりその微妙な意味合いは変わるものなのだろうと思っていて(だからこそ人はそれを前にして、いつの時代も悩むのだと思う)、西村さんの『自分をいかして生きる』が上梓されたのは2009年、それから10年以上が経ち、2022年ぼくらはパンデミックをひととおり経験し、世界の分断を目の当たりにし、そしてこの国も大きな転換点の只中にいて、まさしく「はたらく」の概念にも変化が、それもこれまでにないレベルでの変化があるに、あったに違いありません。自分なりの「はたらく」という概念を用意しておくことは、これからも否応なしに求められていくでしょうし、このあたりで一度それらをアップデートするのに良いタイミングなのではないか? と思っているからです。
 
また、1回限りのワークショップ、ではなく全3回の連続講座にすることにより、集中して自身の「はたらく」と向き合う期間を持ち、「はたらく」という概念の変化を大切に見て取る、もしくは育む。読む、考える、著者や集まった仲間と語り合う、そしてまた自ら考える。そんなサイクルの中に、新しくて自分らしい「はたらく」が表出してくる。いま必要なのは、そんな変化の場なのではないか? とも思っています。
 
全3回の連続講座のうち2回目に著者である西村さんにゲストとしてお越しいただき、ぼくらの「はたらく」を投げかけ、それらに呼応してくれる著者の最新の言葉に各々の「はたらく」を考えるヒントを求めたいと思っています。著者と直接語り合える、きっとそうはない貴重な機会でもあります。ぜひご自身の変化を楽しみに参加していただけたらうれしいです。

 

最後に

どちらかというと、ぼくやゲストにお迎えする方が一方的に語る場というよりも、参加するみなさん各々に考えてもらい、できたら相互に語り合い、最終的にはその人の「はたらく」という概念の輪郭が見えてくるような場になるのではないか? そうあってほしいと企画したのが今回の連続講座です。多分、「はたらく」を一番知りたいのは企画者であるぼくなんだと思います。ですから、今回縁あって集まっていただけるいわば〝仲間〟であるみなさんと一緒にそれを探求していきたいと思っています。2週おき全3回開催、自身の「はたらく」の概念が変わるかもしれない連続講座仕立てとなっております。どうぞ最後までお付き合いください。

 

ゲスト


西村佳哲(にしむら・よしあき)さん
1964年生まれ。リビングワールド代表。プランニング・ディレクター。京都工芸繊維大学、桑沢デザイン研究所非常勤講師。つくる/書く/教える、大きく3種類の仕事を手がけている。『自分の仕事をつくる』を「働き方研究家」の肩書きで執筆。他、『自分をいかして生きる』『ひとの居場所をつくる』『いま、地方で生きるということ』(ちくま文庫)、『自分の仕事を考える 3 日間』『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』『わたしのはたらき』『一緒に冒険をする』(弘文堂)など。
HP | Twitter
*西村さんは第2回のみのゲストです。
 

カリキュラム

第1回|『自分をいかして生きる』を読んで考えたこと
【10/30(日)10:00-12:00】

『自分をいかして生きる』を読んで共感した箇所、印象的なフレーズなどを各自発表していただきながら、現在思う「はたらく」をお話しいただきます。これからどうしていきたいと考えているか、どんなところで迷ったり、不安に思っているのか、それぞれの発表に対して、宮坂さんのナビゲートで話を深め、“自分”と“はたらく”を見つめなおします。
 
▷事前課題:自己紹介と『自分をいかして生きる』を読んで共感した箇所、印象的なフレーズとその理由、「はたらく」をいまどう捉えているのか? をまとめ、講座前日までに提出する。
 

第2回|西村佳哲さんに聞く「自分をいかして生きる(2022年の景色から見えること)」とは?
【11/13(日)10:00-12:00】

西村さんにご登場いただき、ナビゲーター・宮坂さんとの対話を皮切りに、参加者のみなさんも交えて対話をする回です。形にこだわらず、いま思う「はたらく」を語り合ったり、第1回で発表された不安や疑問を西村さんと共有したりする中で、今後に生かせるヒントを探ります。
 
▷事前課題:第1回も踏まえ、改めて『自分をいかして生きる』を読み、著者に直接聞いてみたいことをまとめ、講座前日までに提出する。
 

第3回|それぞれの「自分をいかして生きる」論(総まとめ)
【11/27(日)10:00-12:00】

第1回・第2回の講座を経て、改めて参加者各自が至った「自分をいかして生きる」とは? 「みなさんはどんなふうに働いて、生きてゆくんですか?(本文P177)」に答える形で各自発表します。講座を通して自分の中に生まれた変化を言葉にしながら、ナビゲーター・宮坂さんや参加者同士の対話、フィードバックを通じて自分らしい「はたらく」への到達を目指します。また講座全体を振り返り、総まとめとして質疑応答や総括なども行います。
 
▷事前課題:第1回・第2回の講座内容を踏まえ、最終的にたどり着いた「『自分をいかして生きる』とはどういうことか?」「どんなふうに働いて、生きてゆくか?」をまとめ、講座前日までに提出する。
 
*事前課題の提出形式は自由ですが、プロジェクターに投影できるフォーマットでお願いいたします。
 

参加概要

▼日程
10/30(日)、11/13(日)、11/27(日)
*すべて時間は10:00-12:00(開場は9:50)
 
▼会場
SPBS TOYOSU(東京都江東区豊洲2-2-1 アーバンドックららぽーと豊洲3 4F)[MAP]
*東京メトロ有楽町線「豊洲駅」直結
 
▼受講料
27,000円(税込29,700円)*ワークショップ資料代込み
 
▼定員
15名
 
▼申し込み締切
2022年10月24日(月)18:00
 

申し込み受付を終了しました

 

注意事項

*最少催行人数に達しなかった場合、開催を見送る場合がございます。あらかじめご了承ください。
*当日やむを得ない理由で欠席された方は、西村さんのレクチャー部分に限り後日アーカイブ視聴用のリンクを送らせていただきます。
*情報共有や課題提出の連絡など、開講中のコミュニケーションツールはSlackを使用します。
 

SPBS THE SCHOOLとは?

SPBS THE SCHOOLは、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリーです。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
現在受付中・過去に開催したワークショップはこちら→
 

みんなで「はたらく」を考える朝の連続講座。
いま西村佳哲著『自分をいかして生きる』を読み、話すワークショップ

■日程:2022年10月30日(日)、11月13日(日)、11月27日(日)
■主催:合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■担当:SPBSメディア事業部 SPBS THE SCHOOLチーム 鈴木
■企画協力:宮坂友介事務所
 
*ご相談:ご質問などはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先 school [at] shibuyabooks.co.jp
*土日祝を除き、お問い合わせの翌日までにご返信します。

 

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