本と編集の総合企業

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【アーカイブ視聴コース申し込み受付中】 「食べること」を草の根から見つめ、自らの生き方を再編集する教室。 SPBS THE SCHOOL「おいしいってなんだ?」

【アーカイブ視聴コース申し込み受付中】 「食べること」を草の根から見つめ、自らの生き方を再編集する教室。 SPBS THE SCHOOL「おいしいってなんだ?」

 

講座事務局より

✅ 当講座は、現在アーカイブ視聴コースの受講生を募集中です。
✅ アシスタント受講生による受講レポートを公開中です。
「本屋による食の講座に参加したら、おいしいの辞書がつくれちゃう?!」
【前編】第1回〜第3回講義レポート【後編】第4回〜第6回講義レポート

 
「人生100年時代」という言葉が世界的に広まり、はや10年近くが経とうとしています。働き方や生き方に変化を求められる中、気候変動による自然災害や疫病、物価高騰など、私たちの生活は先の見えない不安に包まれています。
 
“旅する料理人”として、日本中を歩きながらその地の食材、人、料理に触れ、時には焚き火を囲んで現地の人と食事を楽しむ三上奈緒さんは、「おいしい」には不安を安心に変え、人と社会、ひいては地球を良くする力があるといいます。
 

“100歳まで生きたら10万回以上の食事をしているわたしたち。そりゃあ体は食べているものでできているといっても過言ではないし、全人類の食べるが与えるインパクトってすごいわけだ。じゃあ、何食べる?”

 

SPBS THE SCHOOLでは、昨年「都市生活者のための農的生き方講座」でもご一緒した三上さんをナビゲーターに再びお迎えし、全6回の講座を始めます。講義や受講生同士の対話、農園でのフィールドワーク、食事などを通して、「本当のおいしい」を哲学的に探る学び場です。
 
自分にとっての「おいしい」、そして自分と社会、地球の未来をつくる「食」をどのように考え、選択していくか。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のすべての感覚をフル稼働し、食に向き合うことで、自らの価値観を揺さぶるきっかけになれば幸いです。

 

 

▷ こんな人に受けてほしい

・昨今の食に疑問を感じている人
・食、地球環境、社会、暮らし、循環、農、教育、生きる、五感、おいしい、原点といったキーワードにピンときた人
・自分のものさしを見つめ直したい人
・同じ興味関心をもつ方々との対話から自分なりの生き方を模索したい人
・食に対するこんな思いに共感する人

 

 

受講ガイダンスのお知らせ

開講にあたり、オンラインで受講ガイダンスを実施しました。当講座開講の背景から、具体的なカリキュラムや、当日のワーク・課題についてご説明し、参加を検討されているみなさんからのご質問にもお答えしています。受講をご検討されている方、ぜひご覧ください!(ゲストスピーカー:三上奈緒さん)

 

▷ ナビゲーター

三上奈緒(みかみ・なお)さん/旅する料理人

東京農業大学卒。「顔の見える食卓作り」をテーマに、食を通じて全国各地の風土や生産者の魅力を繋ぐ。 焚き火を囲み、自然の恵みを料理して、一つの食卓を作る喜びを。 食卓から未来を想像する学び場 Around the fireや、縄文から原点を学ぶ、縄文倶楽部を主宰。Edible schoolyard japanのchef teacherをはじめ、子どもたちの食教育も行う。 目で見て肌で感じたものが全て。全ては自らの足で歩く。が信条。海に山に川に、料理のフィールドはどこへでも。石を組み、木でアーチを組み、焚き火で料理する、プリミティブな野外キッチンを作り上げる。
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▷ カリキュラム(全6回)

*すべての回にナビゲーターの三上奈緒さんが参加します。
*各回はインプットパート(講義)+アウトプットパート(対話など)で構成されます。
*参加コースによって課題を設ける回がございます。
*参加型の学び場です。
 

第1回「おいしいってなんだ?」
日時|7月12日(水)19:00-21:00
講師|三上奈緒さん[旅する料理人]
会場|SPBS本店(渋谷)

顔が見えない食に溢れる昨今、本当のおいしいとは何か?を問いながら、時には田んぼからおにぎりを作り、鶏を締め、どんぐりを集め、蜂の子をほじくり、貝を拾い、農家さん家にお邪魔をしながら料理する。そうして見えてきた「おいしい」をお話しいただきます。後半では受講生の自己紹介を行い、この時点で思い描いている理想の暮らし、生き方について哲学的な対話を行います。
 

第2回「食と日本の現在地」
日時|7月19日(水)19:00-21:00
ゲスト講師|保田茂さん[農学者]
会場|オンライン(ZOOM)

食材の価格の高騰が続く日本。しかし、お米の価格だけは値下がりをしています。なぜ、このような矛盾した状況が生まれたのでしょうか。いま、日本の農村では雑草がおいしげる田んぼがすごい勢いで増えています。私たち日本人は、これから何を食べていけばいいのでしょうか。有機農業研究の第一人者であり、現役で有機農業に勤しむ農学者の保田先生から、現代の私たちの暮らし方を促した歴手的背景と食卓とのつながりについて学びます。後半では、講義を踏まえて受講生同士でグループに分かれて対話します。
 

第3回「食と世界の現在地」
日時|8月10日(木)19:00-21:00
ゲスト講師|岡根谷実里さん[世界の台所探検家]
会場|オンライン(ZOOM)

世界にはどんな食卓があり、その食卓にはどのようなものが日常的に並んでいるのでしょうか。世界中のキッチンや食卓に足を運び、現地の人との交流を通して世界の料理を探求し続ける岡根谷実里さんから、「おいしい」と「料理」の起源、世界の食卓とその工夫について学びます。後半では講義を踏まえて受講生同士でグループに分かれて対話します。
 

第4回「食と平等」
日時|9月17日(日)10:30-14:00 *雨天の場合9月18日(月・祝)
ゲスト講師|仲野晶子さん、仲野翔さん[SHO farm/農家]
会場|SHO farm(神奈川県横須賀市)

お金がないと、おいしいものが食べられないのでしょうか? 不耕起栽培(耕さない農法)を取り入れ、さらには食料生産における性差の問題や、野菜の値付けについて先進的な取り組みをされているお二人から、食と平等について学びます。実際に農園を回りながら、農作物が生まれる現場で何が行われているのかにも触れるフィールドワーク回です。お昼ごはんはSHO Farmで採れた野菜を使った食事。後半は食卓を囲みながら、講義を踏まえて対話をします。
 

第5回「おいしいの中身」
日時|10月21日(土)10:30-14:00 *雨天の場合10月22日(日)
ゲスト講師|鴨志田純さん[鴨志田農園/コンポストアドバイザー/農家]
会場|鴨志田農園(東京都三鷹)

自分が食べる野菜は何を食べているのだろう? 「土」と「堆肥」を起点に、コンポストアドバイザーとしても活動されている鴨志田純さんから、おいしいをつくる「食材」について深く学びます。堆肥が違う同じ野菜の食べ比べなどの実践を通し、食べながら考えるフィールドワーク回です。お昼ごはんは鴨志田農園で採れた野菜を使った食事。後半は食卓を囲みながら、講義を踏まえて対話をします。
 

第6回「ごちそうさまのその先」
日時|11月25日(土)10:30-14:00 *雨天の場合11月26日(日)
ゲスト講師|四井真治さん[パーマカルチャーデザイナー]
会場|四井家(山梨県北杜市)

食べたら出して、どこへ行くのか。食べるも出すも暮らしの中に。いのちの仕組みの暮らし研究家として、生活実験をし続ける四井家から、循環の暮らしがつくるおいしいを学びます。後半は食卓を囲みながら、講義を踏まえて対話をします。

 

クロージングパーティ〜わたしたちの「おいしい」を表現しましょう。
日時|12月2日(土)、12月3日(日)
会場|長野県某所

みんなで作り、みんなで食べる。そして焚き火を囲みながら、わたしたちの「おいしい」を表現するパーティ。受講生のご家族やパートナー、ご友人、過去の受講生をお誘いし、みんなで食卓を作り上げます。当日は三上奈緒さんサポートの元、鹿や地元野菜で豪快な焚き火料理作りをします。1泊2日。夕食と朝食を共にします。同じ火、同じ釜の飯を分かち合いましょう。
*任意参加のクロージングパーティ参加費は受講料に含まれておりません。受講生へ別途詳細をご案内します。

 

▷ ゲスト講師

▷ 第2回ゲスト講師

保田茂(やすだ・しげる)さん/神戸大学名誉教授・農学者

兵庫県生まれ。農学博士。NPO法人兵庫農漁村社会研究所理事長。なぜお米を食べること、地産地消が私たちにとって大切なのかを、経済学から自然の仕組みまで全てのつながりを踏まえてわかりやすく教えてくださる、有機農業の第一人者であり実践者。兵庫県の農業・農村の活性化を探るとともに、兵庫県の12カ所で有機農業の学校(塾・教室)を開催し、毎月1回、各地に出かけ講義と実習を通じて、県下に有機農業を普及すべく努力を続けている。主な著書に「日本の有機農業」「有機農業運動の到達点」など。

 

▷ 第3回ゲスト講師

岡根谷実里(おかねや・みさと)さん/世界の台所探検家

世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を発信している。講演・執筆・研究のほか、全国の小中高校への出張授業も実施。訪問国/地域は60以上。近著に「世界の食卓から社会が見える(大和書房)」。好きな食べ物はおやき。
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▷ 第4回ゲスト講師


photo:金子怜史

仲野晶子(なかの・しょうこ)さん/SHO Farm代表・農家(写真左)

埼玉県生まれ。筑波大学生物資源学類卒。同大学院生命環境科学研究科農学修士(土壌化学)。中学理科教員として三年間の勤務後、2014年よりSHO Farmを開園。ジェンダー平等を目指し、2022年より代表となる。
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仲野翔(なかの・しょう)さん/SHO Farmメンバー・農家(写真右)

横須賀市生まれ。筑波大学生物資源学類(農業経済学)卒。日本政策金融公庫にて3年間勤務され、農業経営のアドバイザー資格も取得しているマネジメントのプロフェッショナル。ながしま農園にて農業研修後、2014年よりSHO Farmを開園。
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▷ 第5回ゲスト講師

鴨志田 純(かもしだ・じゅん)さん/鴨志田農園・コンポストアドバイザー

1986年東京都三鷹市生まれ。コンポストアドバイザー。ネパールや全国各地で、生ごみ堆肥化や有機農業の仕組みづくり等を実施中。農林水産省、消費者庁、環境省主催「サステナアワード2020」にて、アドバイザーとして関わった黒川温泉一帯地域コンポストプロジェクトが「環境省環境経済課長賞」を受賞。2021年、肥料の自給性や防災機能性等を高める取り組みとして、自立分散型コンポストシステム構築向けた小規模実証実験「サーキュラーエコノミー型CSA」を開始し、各方面から注目を集める。同年、循環経済をデザインするグローバル・アワード 「crQlr Awards(サーキュラー・アワード) 」にて、「Agriculture-as-Commons Prize(コモンズとしての農業)」と「Wholesome prize」の2部門を受賞。2022年、「地域」や「地球」の課題解決に向けて挑戦する生産者を表彰する「ポケマルチャレンジャーアワード2021 ~課題に立ち向かう生産者たち~」にて、約6600名の生産者の中から年度テーマ「一次産業の現場から、地球を持続可能に」で、最優秀賞を受賞。元数学教員。防災士。パタゴニアプロセールスプログラム。趣味は、旅(地球一周、自転車日本縦断、四国遍路等)と読書。
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▷ 第6回ゲスト講師

四井真治(よつい・しんじ)さん/ソイルデザイン代表・パーマカルチャーデザイナー・いのちの仕組みの暮らし方研究家

信州大学農学部森林科学科にて農学研究科修士課程修了後、緑化会社にて営業・研究職に従事。その後長野での農業経営、有機肥料会社勤務を経て2001年に独立。土壌管理コンサルタント、パーマカルチャーデザインを主業務としたソイルデザインを立ち上げ、愛知万博や長崎県五島列島の限界集落再生プロジェクト、宮城県石巻市雄勝町のモリウミアスなどでパーマカルチャーガーデンやデザインと施工指導などに携わる。企業の技術顧問やBeGoodCafeやパーマカルチャーセンタージャパンなどのNPO法人での講師、東北芸術工科大学非常勤講師を務める。2007年から山梨県北杜市へ移住、八ヶ岳南麓の雑木林にあった一軒家の森を開墾・増改築し、持続可能な社会の最小単位である家族だけでどこまで持続可能な暮らしを作れるかを生活実験し、人が暮らすことで自然を豊かにする暮らしを研究し続けている。
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▷ 選べる2つのコース

【A】フィールドワークコース(全6回/課題あり/食事付きの実習あり) *受付終了

講師からのレクチャーと他者との対話、農園での実践的な経験を通して、あたまと体を使って「おいしいってなんだ?」を考えていくコースです。
講師のレクチャーではミクロからマクロまで食を巡る現在について学び、ゲストや三上奈緒さんを交えた哲学対話でさまざまな背景をもつ方々の意見に触れ、学びをより深めていきます。さらに、第4回から第6回では土や自然に触れ、食事をし、対話を重ねることでより身体的に学ぶことができます。

▼ 内容
・全6回すべてのインプットパート・アウトプットパートにご参加いただけます。
・各講義パートのアーカイブ視聴が可能です(全編2024年1月31日までの期間限定配信)
・三上奈緒さん、受講生同士でコミュニケーションが取れるSlackコミュニティへの参加が可能です。

▼ 日程
7/12(水)、7/19(水)、8/10(木)、9/17(日)、10/21(土)、11/25(土)

▼ 会場
各回会場が異なります。詳しくは上記カリキュラム欄をご覧ください。

▼ 受講料
80,000円(税込88,000円)*分割払い可

▼ 定員
14名

▼ 注意事項
・あくせくする現代社会を考え直す講座です。講義後の時間は余裕をもってスケジューリングください。
・フィールドワークに関して、現地集合現地解散です。交通手段は各自ご手配をお願いします。
・任意参加のコミュニティテーブル参加費は受講料に含まれておりません。受講生へ別途詳細をご案内します。

▼ 申し込み締切
受付終了

 

 

 

【B】アーカイブ視聴コース(全6回/課題なし/オンライン対話あり)

第1回〜第6回のレクチャー部分をアーカイブ動画で視聴できるコースです。講師の話を通して、食について考えを深めていきます。全6回終了後には、アーカイブ視聴コースのみなさんで少人数制のオンライン哲学対話を実施。食やこれからの生き方についての考えをシェアする機会も設けます(任意参加)。
現地に来られない遠方にお住まいの方や、講義日程にしばられず、自分のペースで学びたい方におすすめです。

▼ 内容
・第1回〜第6回で行われる講義部分のアーカイブ視聴(全編2024年1月31日までの期間限定配信)

▼ 日程
第1回:7/12(水)の講義 → 7/14(金)までに配信予定
第2回:7/19(水)の講義 → 7/25(火)までに配信予定
第3回:8/10(木)の講義 → 8/16(水)までに配信予定
第4回:9/17(日)の講義 → 9/29(金)までに配信予定
第5回:10/21(土)の講義 → 10/27(金)までに配信予定
第6回:11/25(土)の講義 → 12/1(金)までに配信予定

▼ 会場
オンライン
*上記スケジュールにて、アーカイブ動画の視聴URLをメールにてお送りします。

▼ 受講料
24,000円(税込26,400円)

▼ 初回定員
30名

▼ 初回申し込み締切
2023年12月31日(日)まで

 

 

▷ よくあるお問い合わせ

Q. ワークショップに参加するにあたり、用意するものはありますか?
A. 【A】フィールドワークコースのみなさまは、ノートと筆記用具をご持参いただきます。また、アーカイブ動画の視聴にあたり、インターネットへの接続環境と、PCやタブレットなどのデバイスが必要です。
 

Q. すべての回に参加できなくても大丈夫ですか?
A. 【A】フィールドワークコースでは講義中の講師からのフィードバック、受講生同士による対話ワークショップを行うこともあり、出来る限りの参加を推奨しております。ご欠席された場合は講義パートのみアーカイブ動画でご視聴いただけます。 (個別の補講などは予定しておりませんので、あらかじめご了承ください)。
 

Q. 料理はできなくても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。「食べる」という人間誰もが毎日行う行為を哲学的に考えていく講座であり、おいしい料理のつくり方や調理法を学ぶための講座ではありませんので、カリキュラムの内容を受講前にお読みいただけますと幸いです。
 

Q. 途中で受講を続けられなくなった場合、受講料は返金されますか?
A. ワークショップ開講後の返金は、特別な事情がない限り原則として受け付けておりません。
 

Q. 小さい子どもがおり食に関心が高まっていますが、子どもを置いて講座に参加することができません……。
A. 三上奈緒さんが定期的に実施しているイベントでも、子育て中の方からの声があるそうです。ぜひ多くの方に開かれた講座にしたく、第4回〜第6回の現地参加は小学生以下のお子様とご一緒にご参加いただくことも可能です。保護者の方がお子様を見ながら受講していただく形になります。お気軽に事務局までご相談ください。

 

▷ 三上さんのインスタグラムより

 

▷ 注意事項など

・最少催行人数に達しなかった場合、開催を見送る場合がございます。あらかじめご了承ください。
・次回の連絡など、開講中のコミュニケーションツールはSlackを使用します。

 

▷ SPBS THE SCHOOLとは?

SPBS THE SCHOOLは、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリーです。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
現在受付中・過去に開催したワークショップはこちら→
 

▷ SPBS THE SCHOOL「おいしいってなんだ?」

■ 期間:2023年7月12日(水)〜2023年11月25日(土)
■ 主催:合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■ 担当:SPBSメディア事業部 SPBS THE SCHOOLチーム 鈴木・北村
■ お問い合わせ先 school [at] shibuyabooks.co.jp
*土日祝を除き、お問い合わせの翌日までにご返信します。コース選びに関するご相談やご質問などお気軽にお問い合わせください。

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