本と編集の総合企業

本と編集の総合企業

【SPBS THE SCHOOL】地域を読み解き、まちの日常に光を当てる 「小さな宿のつくりかた」*申し込み受付を終了しました

【SPBS THE SCHOOL】地域を読み解き、まちの日常に光を当てる 「小さな宿のつくりかた」*申し込み受付を終了しました

 

講座事務局よりお知らせ

当講座は終了しました。現在募集中の講座・ワークショップはこちらからご覧いただけます。

 
地域を読み解き、小さな宿を営みながら、仕事と生活を両立して暮らしたい方に向けた講座「小さな宿のつくりかた」を開講します。
 
地域とのつながりを大切にした旅のスタイルを提案する「小さな宿」が、全国各地で増えています。地域に根付いて営まれる「小さな宿」は、旅の新たな目的地となるだけでなく、訪れる人と、そこで暮らす人々をつなぎ、そのまちの日常に光をあてる存在として、小さくない輝きを放っています。
 
まだ光の当たっていないものごとに価値を見出し、地域で暮らすいろいろな生業の人たちを巻き込みながら仲間を増やしていくこと──。それはわたしたちSPBSが目指し、実践してきた“編集“という営みにも深く通じるところがあります。今回のSPBS THE SCHOOLでは、そんな「小さな宿」の取り組みを学びながら、日本の地域の営みや旅行に興味のある方、実際に宿を始めてみたいと考えている方、地域の暮らしを豊かにしたいと考えている方に向けた講座を開講します。
 
ナビゲーターは、“泊まれる出版社”として知られる〈真鶴出版〉を営む川口瞬さん。真鶴出版での実体験をベースに、地域の読み解き方、物件の探し方、宿を始めてからやらなければいけないことなど具体的な運営方法からこれからの宿のあり方まで、さまざまなゲストとともに考え、受講者のみなさんが「どんな宿をつくりたいか」を具体化していきます。
 
宿を始めてみたいと考えている方はもちろん、今は別のことを生業にしていて、これから宿も合わせてやってみたいという方、まちに根ざしながらさまざまな人と関わる仕事がしたい方などにとって、多くの学びがある講座です。まちの小さな宿から地域を変える一歩を一緒に踏み出してみませんか?
 

詳しくはnoteをチェック!

SPBS公式noteでは当講座の企画者・工藤(SPBS)が「小さな宿のつくりかた」への思いを書いた記事「“泊まれる出版社”真鶴出版と『小さな宿』のつくりかたを学ぶ新講座、はじめます!」を公開しています。また、真鶴出版のnote記事「『宿をやる』ということと、『友人をつくる』ということが同義かもしれない件」もあわせてご覧ください。
 

【講座の雰囲気がわかる】ダイジェスト動画のご案内

YouTubeではこれまでに開催した講座のダイジェスト動画を配信中です。Bコース(アーカイブ動画視聴)を検討している方はぜひご視聴ください。
 

 

こんな方におすすめ

・これから宿を営みたい方
・現在運営している業態・場所に、宿泊機能を付け加えたい方
・宿泊施設で働きたい人や、現在働いている方
・観光をベースとした地域活性、地方創生に関心がある方
 

真鶴出版とは


2015年4月に真鶴に移住。「泊まれる出版社」をコンセプトに、紙やウェブ媒体はもちろん、宿という“場”もメディアとして捉え、まちと人をつなぐ活動をしている。真鶴に関連する書籍のほか、佐賀県嬉野市を舞台にした『うれしいお茶』や、地域に根差す人々を取材する雑誌『日常』なども制作を担当。宿泊ゲストには1~2時間一緒に町を歩いて案内する「町歩き」をつけており、普通に来ただけではわからない真鶴の魅力を紹介している。
 

カリキュラム

第1回 10月1日(土)13:00-16:00
「まちに根ざした宿をつくる ──真鶴出版ができるまで」 
ナビゲーター:川口瞬さん(真鶴出版)

「泊まれる出版社」真鶴出版はどのようにしてできたのか。真鶴出版ができるまでの経緯を追体験することで宿を始めるまでの全体像を知ると同時に、今回の講座で学んでいくことについて、それぞれの心構えを持っていただくスタート回です。旅館業法など、宿をはじめるにあたっての基礎知識もこの回で取り上げます。
 

第2回 10月8日(土)9:30-12:30
「地域を読み解く ──東長崎を事例に」 
ゲスト:アリソン理恵さん(MIA MIA/ARA)

地域に根ざした宿をつくるには、地域をどのように読み解くかが大切。東京都豊島区東長崎という都心の中の“小さなまち”のカフェ〈MIA MIA〉は、その開店以来たくさんの人が集まる場として、まちのイメージを大きく変えたことで注目を集めています。その仕掛け人であるアリソン理恵さんのお話から、まちを輝かせるポイントを探っていきます。
 

第3回 10月22日(土)9:30-12:30
「物件を探す ──宿があるまちを考えよう」 
ゲスト:大島芳彦さん(株式会社ブルースタジオ クリエイティブディレクター)

いざ宿をはじめたい、となれば避けては通れないのが物件探し。どのように物件を探せばいいのか、どんな物件であれば宿に適しているのかといった基本的なことから、まちづくり、場づくりというスケールの中での宿のあり方についてまで、リノベーションを基点にして、“まちの使いこなし方をデザインする会社”ブルースタジオの大島芳彦さんをゲストに、小さな視点と大きな視点の双方から考えていく回です。
 

第4回 11月5日(土)9:30-12:30
「設計する ──地域になじむ建築とは?」 
ゲスト:冨永美保さん(tomito architecture)

真鶴出版の設計を担当された〈tomito architecture〉の冨永美保さん。真鶴出版の事例を掘り下げながら、素敵な空間の裏にはどんな物語があるのか、設計の現場にはどんな工夫や苦労が存在するのか。設計のオモテとウラについて、じっくり紐解きながら学んでいきます。
 

第5回 11月19日(土)9:30-12:30
「宿をはじめる ──小さな宿のリアルな日常」 
ゲスト:飯田圭さん(OKAZAKI Micro Hotel ANGLEオーナー)

いざ宿をはじめたらどんなことが待っているのでしょう。日々のお客さま対応、地域との関係性、想定外の不具合やトラブル……初めてみないとわからないことはたくさんあるはず。この回では、2020年に愛知県岡崎市で元カメラ屋さんをリノベーションした宿〈Okazaki Micro Hotel ANGLE〉をオープンした飯田圭さんをゲストに、宿のリアルな日常から、始める前に知っておきたかったことなどもお話しいただきます。
 

第6回 12月3日(土)未定
「小さな宿をはじめよう ──プラン発表会」

最終回となる第6回は、受講生のみなさんから、これからはじめたい小さな宿のプランを発表していただきます。事業計画まではマストではなく、「どんな宿か」というコンセプトを考え、言語化することを目的とします。
 
*全ての回に、ナビゲーターとして真鶴出版の川口さんがご登壇されます。
*第2回〜第5回は、前半が川口さんとゲストからのレクチャー、後半が課題へのフィードバックやディスカッションという構成を予定しています。
*第6回は、Aコースの方が対象となります(Bコースの方もリアルタイムで聴講可能です)。
 
▼ナビゲーター

川口瞬(かわぐち・しゅん)さん/真鶴出版

真鶴出版代表。雑誌『日常』編集長。1987年山口県生まれ。大学在学中にSPBSでインターン。「FREITAG POP UP STORE AT SPBS」などを企画。大学卒業後、IT企業に勤めながらインディペンデントマガジン『WYP』を発行。“働く”をテーマにインド、日本、デンマークの若者の人生観を取材した。2015年より神奈川県真鶴町に移住。「泊まれる出版社」をコンセプトに真鶴出版を立ち上げ出版を担当。地域の情報を発信する出版物を手がける。「LOCAL REPUBLIC AWARD 2019」最優秀賞。

 
▼各回のゲスト

第2回ゲスト|アリソン理恵 (ありそん・りえ)さん/MIA MIA /ARA

1982年宮崎県育ち。地域と共にあるデザインやプロジェクトに関わる人の共同を促す、開かれたデザインやしくみを考える活動を行う。現在は豊島区東長崎にてコーヒーショップ MIA MIA、カルチュラル・キオスクI AMを営みながら、一級建築士事務所araを主宰している。2010年日本建築学会 作品選奨、2016年ヴェネチアビエンナーレ審査員特別表彰、SDレビュー2016鹿島賞、2016Local Republic Award佳作。2021年発行の「The Monocle Book of Entrepreneurs」にて世界の起業家100人に選定される。

 

第3回ゲスト|大島芳彦(おおしま・よしひこ)さん/株式会社ブルースタジオ クリエイティブディレクター

建築企画・設計を中心にランドスケープデザイン、ブランディング、不動産事業企画など横断的な手法を用いて不動産再生、都市再生に取り組む。全国各地では自治体とともに地域再生ワークショップ「リノベーションスクール」の開催や都市再生構想の立案を手がける。大阪工業大学建築学科 客員教授。一社)リノベーション協議会 理事副会長。2016年「ホシノタニ団地」でグッドデザインファイナリスト金賞。2022年「北条まちづくりプロジェクト-morineki-」で都市景観大賞(国土交通大臣賞)2017年にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。

 

第4回ゲスト|冨永美保(とみなが・みほ)さん/トミトアーキテクチャ

横浜国立大学大学院Y-GSA修了。東京藝術大学美術学科建築科教育研究助手を経て、2014年にトミトアーキテクチャを設立。
大切にしているのは、日常を観察して、さまざまな関係性の編み目のなかで建築を考えること。小さな住宅から公共建築、パブリックスペースまで、土地の物語に編みこまれるような、多様な居場所づくりを行っている。
第1回JIA神奈川デザインアワード優秀賞受賞、SDレビュー2017入選、第2回Local Republic Award最優秀賞受賞、2018年ヴェネチアビエンナーレ出展。

 

第5回ゲスト|飯田圭(いいだ・けい)さん/Okazaki Micro Hotel ANGLE オーナー

1989年4月生まれ 山梨県笛吹市出身。青山学院大学総合文化政策学部卒業後、Uターンし、2012年山梨中央銀行にて勤務。同時期に「こうふのまちの芸術祭参画」、空き家を友人と改装し、イベントを実施。その後シェアスペースに。その他地域で多数イベント実施。
2016年1月より愛知県岡崎市に転職をきっかけに移住。
2017年より、スノーピークビジネスソリューションズに関わり、地域で人間らしく働くことを考える場「Camping Office osoto」立ち上げ。現在アドバイザー。
2020年6月、市内で最初に出来た元カメラ屋ビルをリノベーションし、 6部屋個室のマイクロホテル「Okazaki Micro Hotel ANGLE」を立ち上げ。
2021年12月マイクロホテル1階に焼き菓子とコーヒーのカフェ「Park Side Cafe」をオープン。

 

参加方法・コース

Aコース(リアルタイム参加)

*こちらのコースの申し込み受付は終了しました
実践的にしっかり学びたい方、同じ目標を持つ仲間との交流を楽しみたい方におすすめです。講義中はナビゲーターの川口さんやゲストに直接質問できたり、講義以外の時間でもslackグループを使った受講者同士の交流や、任意参加の雑談会にもご参加いただけます。SPBS THE SCHOOLの醍醐味が体感できる定番コースです。
 
■ 日程(全6回):
10/1(土)、10/8(土)、10/22(土)、11/5(土)、11/19(土)、12/3(土)

*第1回は13:00-16:00、2〜5回は9:30-12:30予定。第6回の時間は未定。

■ 会場:オンライン(ZoomウェビナーまたはZoomミーティングを使用)
■ 受講料:50,000円(税込55,000円)*分割払い可、申し込み時にお知らせください
■ 定員:20名
■ 内容:各回リアルタイム参加

*欠席された場合も、録画された動画を後日ご視聴いただけます
*原則カメラオンでご参加いただきます(カメラオフも可)

 

Bコース(アーカイブ動画視聴)

第1回〜第5回の講師とゲストのレクチャー部分の録画映像(60-90分程度)と、第6回の発表会を配信にてご視聴いただけるコースです。課題の提出やスラックグループへの参加などはございません。時間を合わせるのが難しい、自分のペースで受講したい、顔出しは難しい、という方におすすめです。
 
■ 収録内容:
第1回「まちに根ざした宿をつくる ──真鶴出版ができるまで」(動画約93分)
第2回「地域を読み解く ──東長崎を事例に」(約88分)
第3回「物件を探す ──宿があるまちを考えよう」(約83分)
第4回「設計する ──地域になじむ建築とは?」(約72分)
第5回「宿をはじめる ──小さな宿のリアルな日常」(約61分)
第6回「小さな宿をはじめよう ──プラン発表会」(約97分)
総時間約494分(講義397分 + 発表会97分)
※時間は概算です
※第6回は一部の受講者のみの発表を収録しています
 
■ 受講料:20,000円(税込22,000円)
 

申し込み方法

【お申し込み】
*申し込み受付を終了しました
 
【お申し込みいただいたお客さまへ】
受付後、SPBSからお支払い方法についてご連絡差し上げます。

入金確認ができましたら、第1回に向けてのご案内をお送りいたします。

いよいよ当日!
 

よくあるお問い合わせ

Q. 宿の具体的な準備はできていなくても参加できますか?
A. はい、大丈夫です。これから宿をやりたい方向けの講座ですので、ぜひご参加ください。
 
Q. この講座を受ければ、宿を開業することができますか?
A. 事業計画や法規についてなど、開業に向けて必要な基本事項は講義内でお話します。ただし、必ずしも開業を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
本講座では、「どうやって宿をはじめるか」だけでなく、「どんな宿を、なぜはじめるか」に向き合っていただくことが大切と考えています。開業することだけを目指すのではなく、その先のビジョンを描くことを目指していただきます。
 
Q. すでに物件などが決まっている(または、すでに宿をはじめている)のですが、受講して役に立ちますか?
A. ご存知のことや、すでにご経験済みのことと重複する内容に講義内で触れる可能性があります。宿+αの取り組みについてや、他の受講生の視点(Aコースのみ)など、多様な視点からのフィードバックを得たい方はぜひご受講ください。
 
Q. 各回単独での申し込みはできますか?
A. できません。Aコース、Bコースいずれも第1回〜6回を通してお申し込みいただきます。
 
Q .1枠の申し込みで、プロジェクトチームやパートナーと一緒に参加することはできますか。
A. 原則1枠に対して1人での参加をお願いしておりますが、ご事情に応じて検討しております。ご希望の場合は担当までお問い合わせください。
 
Q. ワークショップに参加するにあたり、用意するものはありますか?
A. オンライン開催のためインターネットへの接続環境と、PCやタブレットなどのデバイスが必要です。Aコースでは提出物がある場合がございますので、パワーポイントなどの書類作成ソフトがあると便利ですが、必須ではありません。
 
Q. すべての回に参加できなくても大丈夫ですか?
A. Aコースでは講義中の講師からのフィードバック、受講生同士のワークやディスカッションを想定しておりますので、できるだけリアルタイムでの参加を推奨しております。ご欠席された場合はアーカイブ動画でご視聴いただけます(個別の補講などは予定しておりませんので、あらかじめご了承ください)。
 
Q. 途中で受講を続けられなくなった場合、受講料は返金されますか?
A. ワークショップ開講後の返金は、特別な事情がない限り原則として受け付けておりません。
 

そのほかの注意事項

・最少催行人数に達しなかった場合、開催を見送る場合がございます。あらかじめご了承ください。
・事務連絡など、開講中のコミュニケーションツールはSlackを使用します。
 

SPBS THE SCHOOLとは?

SPBS THE SCHOOLは、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリーです。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
現在受付中・過去に開催したワークショップはこちら→
 

SPBS THE SCHOOL「小さな宿のはじめかた」

■ 期間:2022年10月1日(土)〜12月3日(土)
■ 主催:合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■ 担当:SPBS メディア事業部 工藤・高坂
 
コース選びに関するご相談やご質問などはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先 school [at] shibuyabooks.co.jp
*土日祝を除き、お問い合わせの翌日までにご返信します。

 

この記事のタグ

友だちに教える