本と編集の総合企業

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【イベント】緊急開催!写真集『ONOMICHI』刊行記念トーク 映画『逆光』監督・須藤蓮 ×写真家・石間秀耶×編集者・綿貫大介|自費出版、自主配給。 時代や場所を超えて今、 作り伝えたいものがある。

【イベント】緊急開催!写真集『ONOMICHI』刊行記念トーク 映画『逆光』監督・須藤蓮 ×写真家・石間秀耶×編集者・綿貫大介|自費出版、自主配給。 時代や場所を超えて今、 作り伝えたいものがある。

 
SPBSでは、写真家・石間秀耶さんによる初の写真集『ONOMICHI』の出版を記念し、写真集制作のきっかけとなった映画『逆光』監督・須藤蓮さんと、編集者・綿貫大介さんを迎えトークを開催します。
 
今年夏、広島・尾道から公開がスタートする自主制作・自主配給映画『逆光』(監督:須藤蓮 脚本:渡辺あや)の撮影現場に密着する傍ら、同じく自費出版という形で、映画の脚本を読み解きながら、並行して制作された写真集『ONOMICHI』。1970年代を立ち上がらせるべく鮮やかな色味が印象的な映画とは対照的なモノクロームフィルムの写真群は、1枚1枚が手焼きのプリント。長い時は24時間暗室にこもり写真1点につき何十回も納得の明暗、階調、表情が出るまで焼き直し、撮影から1年。撮影後、そのプリントのクオリティを上げるため印刷会社にも入社し、セレクトから構成、紙焼き、デザイン、印刷までまるで発酵させるかのように“写真集”の製作にこだわってきたきた根底には、今日における写真集の売り上げの不況や、印刷会社の後継者不足への危惧もあったと言います。
 
今、写真集を作る理由。そして、映画を作る理由。
広島・尾道という街に突き動かされるかのように、映画の上映と街中での写真展示を展開する理由。
弱冠20代の2人の監督と作家が作ろうとしているもの、見ているものはなんなのか。
明示されることのない中性的な主人公・晃や登場人物4人の抱える葛藤や揺らぎ、そして背景となる広島尾道でのストーリーを中心に据えながら編集者での綿貫大介さんによる公開インタビューという形でトークを開催します。ぜひご参加ください。
 

プロフィール

石間秀耶(いしま・ひでや)さん
1997年静岡県生まれ。独学で写真を学んだ後、2019年より「Ether (ROCKET) 」「トーキョーアナロ グ vol. 8 , vol.10 」にて作品を発表し始める。ノンバイナリーである自身をテーマにしたシリーズ作品では、多様なセクシュアリティを持った50名にセクシュアリ ティについてインタビューを行い作品を制作。2021年春からは写真集を主にした印刷会社へ勤めるかたわら、写真家としての活動を行う。
https://www.instagram.com/_i_hideya/?hl=ja
 
須藤蓮(すどう・れん)さん
監督・俳優。この夏公開予定の映画「逆光」で監督デビュー。主な出演作品に、京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、連続テレビ小説「なつぞら」、映画「よこがお」がある。「新しい映画文化の可能性を掘り起こす」ための支援を募るクラウドファンディングは開始からわずか1週間で目標金額の300万円を達成。
 
綿貫大介(わたぬき・だいすけ)さん
編集者・ライター。テレビっ子。ユースカルチャー誌編集部等を経て独立。BRUTUSで「パンチラインテロップ」連載中。2016年に編集長としてインディペンデントカルチャーマガジン『EMOTIONAL LOVE』を創刊。ほか著書に『もう一度、春の交差点で出会う』(2018)など
https://www.instagram.com/watanukinow/?hl=ja
 

写真集『ONOMICHI』について


写真家・石間秀耶による初の写真集。映画『逆光』(監督:須藤蓮 脚本:渡辺あや)の撮影現場に密着する傍ら、広島県尾道市の街中を撮影。脚本をもとに、登場人物4人の視点に加え、彼らを観察する第三者の視点から「映画」という非現実世界の撮影が進む傍で、存在したかもしれない“現実”の断片的記憶が立ち上がる瞬間を切り取り、構成。撮ることで、過去を現実化する映画に対し、撮った瞬間現実が過去になる写真の特性を生かし、映画を構造化する試みとして制作された。
 
■ 写真集『ONOMICHI』instagram
https://www.instagram.com/_i_onomichi/?hl=ja

映画『逆光』について


「ジョゼと虎と魚たち(2003)」「メゾン・ド・ヒミコ」や、NHK連続テレビ小説「カーネーション」を手掛けた脚本家・渡辺あやと、NHKドラマ「ワンダーウォール」に主演した若手俳優・須藤蓮が企画したオリジナル作品。渡辺が脚本を担当したNHKドラマ「ワンダーウォール」で知り合った渡辺と須藤が尾道を訪れたことが企画の発端となり、「逆光」の着想へと至った。渡辺あやがオリジナル脚本として紡ぎだしたのは、真夏の尾道を舞台にした青年2人の情愛を描く官能的な物語。監督・主演を弱冠24歳の須藤担当し、主人公・晃が憧れる大学の先輩・吉岡役を中崎敏(「花束みたいな恋をした」)、「リバーズ・エッジ」などで堅実なバイプレイヤーとして活躍する富山えり子、オーディションで見出された木越明が出演。音楽は、数々の映画音楽を手がける大友良英が担当。また「浅田家!」「ナラタージュ」などを生んだ小川真司氏がエグゼクティブプロデューサーとして参加。渡辺と「ジョゼと虎と魚たち(2003)」「メゾン・ド・ヒミコ」以来のタッグを組んでいる。
 
2021年7月17日から撮影地・尾道にて先行上映後、全国順次公開。完全な自主企画映画として製作した。また、プロジェクトを通しこれからの時代に合った映画配給の形を探り、「総合芸術」としての映画のあり方を模索する中で、東京ではなく「尾道→京都→東京」の公開順の実現を考えるほか、映画作品撮影に止まらない表現として様々なクリエイター(写真家、イラストレーター、古着屋さんなど)を巻き込み制作することを試みている。
 
■ プロジェクト紹介・クラウドファウンディングページ
https://motion-gallery.net/projects/gyakkofilm
 

開催概要

■ 日時:2021年7月20日(火) 20:00-21:30
■ 会場:オンライン(アーカイブ配信あり)
■ ゲスト:石間秀耶さん(写真家)、須藤蓮さん(映画『逆光』監督)
■ 聞き手;綿貫大介さん(編集者)
■ チケット:
①オンラインチケット<ライブ配信>[無料]
②写真集『ONOMICHI』チケット<ライブ配信+書籍>※数量限定(¥3,500+送料)¥3,700
■ 申し込み:こちらのリンクから申し込みいただけます(イベント管理サービス・Peatixのページに移動します)。
■ 注意事項
・イベントの撮影・録音はご遠慮いただいております。
・「写真集『ONOMICHI』チケット」の書籍のお届けはイベント終了後となります。
・お客様のご都合によるキャンセルは、原則お受けしておりません。予めご了承ください。

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