本と編集の総合企業

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【10周年記念】川上未映子さん、江南亜美子さんと一緒に読み解く“新しい”文学史
「川上未映子の10年。日本文学の10年。」

【10周年記念】川上未映子さん、江南亜美子さんと一緒に読み解く“新しい”文学史 <br>「川上未映子の10年。日本文学の10年。」

 

*満席となりました。キャンセル待ちは承っておりませんので、ご了承ください。お申し込み頂いたみなさま、ありがとうございました。

 

2008年6月10日。同年1月にオープンしたばかりのSPBSという小さな本屋から『ROCKS』というタイトルの雑誌が創刊されました。表紙に掲載された「顔面を包帯でぐるぐる巻きにされた美しい女性」は、芥川賞を受賞して間もない川上未映子さんでした。
 
スマートフォンが登場し、SNSが広まった2008年からの10年という年月は、世の中を大きく変えました。人間のコミュニケーションの質を変え、出版物と文学の質を変えたのではないかと考えられます。
 
そのような時代だからこそ、あえてSPBSは、文学に正面から向き合ってみたいと考えます。ITですべてがつながる時代にあって、なおも世の中に求められる文学とは何なのか。読み継がれるべき文学とは何なのか。文学だからこそ伝えられることとは何なのか。それらをキチンと考えることこそが、本屋としての「古くて新しいアティチュード」だと考えるからです。
 
SPBS創業10周年を記念する本イベントでは、川上未映子さんと江南亜美子さんのお二人に、この時代に「文学」を読むことの意義と意味について解説いただきつつ、同時に、文学の歴史も読み解いていただきます。さらには、川上未映子さん自らによる朗読を通じて、文学を読むことの「楽しさ」を“体験”していただきます。
 
ゲストもテーマもスペシャルなこのイベントを、ぜひ、お楽しみ下さい。
 

<トークイベント詳細>

■ 日時:2018年2月1日(木)20:00〜21:30(開場 19:30)
■ 会場:SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)
東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F
■ 参加費:1,500円
■ 定員:60名(*満席となりました。)

 
■ ゲストプロフィール:

川上 未映子(かわかみ みえこ)さん / 文筆家

1976年8月29日、大阪府生まれ。 2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。08年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。09年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。10年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。13年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。16年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』など著書多数。17年9月『早稲田文学増刊 女性号』責任編集を務めた。

 

江南 亜美子(えなみ あみこ)さん / 書評家、近畿大学、京都造形芸術大学非常勤講師。

1975年大阪府生まれ。現代日本文学を中心に海外の翻訳小説まで幅広くカバーし、作品紹介を続ける。川上未映子責任編集『早稲田文学 女性号』にも論考を発表。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)、大澤聡編『1990年代論』(河出書房新社)など

 
■ 司会進行:

谷口 愛(たにぐち あい)/「歩きながら考える」編集長)

 

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