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本と編集の総合企業

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*終了しました【イベント】ゴードン・マッタ゠クラークの芸術とゴードン・マッタ゠クラークの人生が教えてくれること。

*終了しました【イベント】ゴードン・マッタ゠クラークの芸術とゴードン・マッタ゠クラークの人生が教えてくれること。
  1. レストラン「フード」の前で、ゴードン・マッタ=クラーク、キャロル・グッデン、ティナ・ジルアール
    (1971年)個人蔵 Photo: Richard Landry
    © The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy Richard Landry, The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong.

*台風21号が接近しておりますが、本イベントは通常通り開催予定です。貴重な一夜をみなさまにお楽しみいただけるよう、配布物・スライドもゲストのお二人と共に準備しております。ご来店の際は、くれぐれもお気を付けてお越しくださいませ。なお、ご欠席の場合は事前にご連絡いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。(9/3 12:00 SPBS追記)
 
ゴードン・マッタ゠クラークという人物を知っていますか? 1970年代、ニューヨークを中心に活躍したもののわずか35歳で病死したアーティストだったのですが、短い活動期間ながらも、一軒家を切断したり食堂の経営を画策したりと非アート的な側面があるせいか、美術の教科書であまり知ることができず、アート界においてもその位置付けも難しいとされる人物です。現在、東京国立近代美術館において彼の多岐にわたる活動を一望できるアジア初の回顧展が開催されていて、貴重な作品や映像や展示カタログを通してやっとその活動を知る機会を持つことができたアーティストです。
 
ネット上のみで誰かとつながる環境が当たり前となっていき、「リアルな場所」に集まることが希薄になっていくかとおもいきや、実際には場に対する意義は形を変え、新たな価値基準が生まれているように感じます。そんな中、このゴードン・マッタ゠クラークが残したくれた作品や彼の考え方は、場所が持つ、あるいは場に対する価値を今の時代において新たに考え直すためのヒントを与えてくれるように思います。
 
SPBSは、インターネット時代における本屋のあり方、人が集まる場としてなにかできるのかということをスタート時点から取り組んできました。リアルな場所としての本屋の価値とはいったい何なのか? 都市における空間のあり方や共有といったことにどのような可能性が残されているのか? コミュニティ作りとは? そういうことに自分たちなりに向き合わなければならないと感じています。だからこそ、アートの制作を通してそれらに向き合い問いかけていたゴードン・マッタ=クラークのことを今一度現在の視点で考えてみる機会を持つのは意義深いのではないかと考えました。
 
本イベントでは、長年ニューヨークに住み当時の時代背景や流れを知るアートキュレーターの河内タカさんと、今回の展覧会を企画された東京国立近代美術館の三輪健仁さんをお迎えし、この時代にマッタ゠クラークを取り上げられた理由と、彼の登場が実は必然的でもあったという70年代当時の歴史的背景などについてお話しいただきます。
アートに関心がある方はもちろん、デザインや建築、社会学などに興味がある方のご参加を、お待ちしております。

ゴードン・マッタ゠クラークの芸術と
ゴードン・マッタ゠クラークの人生が教えてくれること。

■ 日時:9月4日(火)20:00~21:30(開場 19:30)
■ 会場:SPBS本店(東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F)[MAP]
■ 参加費:1,500円(税込)
■ 定員:50名
■ 申し込み:通常受付・キャンセル待ち共に受付を終了しました。
 
■ ゲスト

河内タカ(かわち たか)

高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジに留学。卒業後、NYに拠点を移し、リチャード・プリンスなどの展覧会のキュレーションや写真集の編集を数多く手がけ、2011年に帰国。2016年には自身の海外での体験を通したアートや写真のことを綴った著書『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方(アメリカ編)』を、そして同年秋には続編となる『ヨーロッパ編』を刊行。現在は執筆活動とともに、京都に本社を置く便利堂にて写真の古典技法であるコロタイプに関する様々なプロジェクトや普及に携わっている。

 

三輪健仁(みわ けんじん)

東京国立近代美術館主任研究員、立教大学非常勤講師。主な企画(共同キュレーション含む) に「ゴードン・マッタ=クラーク展」(2018年)、「Re: play 1972/2015―『映像表現 ’72』展、再演」(2015年)、「14 の夕べ」(2012年)、「ヴィデオを待ちながら―映像、60年代から今日へ」(2009年)など(いずれも東京国立近代美術館)。 最近の執筆に「ノンサイト―デス・ヴァレー」『ロバート・スミッソンの作品一覧|「プラスティック展」(1965年)から「ノンサイト展」(1969年)まで』(東京国立近代美術館、2017年)など。

ゴードン・マッタ=クラークの「FOOD」にインスピレーションを得た企画としてイベントが行われている今の東京(ぼくの知ってる料理関係の人たちもそれに参加していたりします)。国立近代美術館の展覧会も人が予想以上に入っていると聞いているし、それはそれでとてもいいことだと思うけれど、「食材の生産地が云々とか、これからのレストランのあり方とか、東京のコミュニティとか」って聞くと、正直、なにかモヤモヤした気持ちが尾を引いてしまうのも確かだ。 もしかしたら編集されうまく仕立てられたマッタ=クラークの10年間の制作活動は、今の目で見ればかっこいいものに見えてしまうのかもしれないけれど、当時の歴史的な背景や体系の流れも知らないまま手放しでもてはやすのもどうなのだろう。ゴードン・マッタ=クラークの登場はパンクでも突然変異でもなんでもない。ロバート・スミッソン(1938-1973)やヴィト・アコンチ(1940-2017)らが出てきた1960年代後期のニューヨークのアートシーンの空気を存分に吸って出てきた知的で行動力のあるコンセプチュアルアーティストだったということを語る場があっていいのではないかと思うのだ。ー河内 タカ

ゴードン・マッタ=クラーク展

会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
会期:2018年6月19日(火)〜2018年9月17日(月・祝)
開館時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-21:00)
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/gmc/
 

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