SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS

【フェア情報】SOME BOOKS / Noritake [1/21-2/17]

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2/17まで、イラストレーターのNoritakeさんが所蔵していた古本を販売するイベント『SOME BOOKS』をSPBS店頭で開催します。洋書の画集、写真集、ファッション誌、ZINE、癖のあるワンコンセプトブック、和書の漫画や詩集などなど、Noritakeさんの頭の中を覗くような品揃えで多様なジャンルの書籍が一堂に会します。終了日未定ですので、予告なく終了の可能性がございます。2月7日(日)まで開催のグッズフェア『SOME PRODUCTS』と合わせて、この機会にぜひご来店ください。

以下、Noritakeさんの当企画についての文章です。
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それが必要かどうかは、ときめく・ときめかないで選ぶと良いらしい。
10年近く本を積極的に買ってきた。それは仕事の資料として持っておこうとか、勉強しようとか。もっとも大きな購入動機は、ときめくかどうかだったと思う。しかし、同じ本の装丁違いを2冊買ってみたり、古書店で良い本なのに安く売っているからとか、英語もろくにできないのに好きだから洋書版も買ったり。ひとりの作家に惚れ込んだ時期は、その作家の作品集を揃えることに必死になって海外から取り寄せたりもした。本屋のユトレヒトで数年スタッフとしてお世話になっていたときにも、そんな習慣は収まらず、加速していって、ゆくゆくは古本屋さんになってみることをイメージしたりもしていた。けれど、今はイラストを仕事としておこなっている。
先日、自分の本棚を眺めていて、読む時間以上の、目を通す時間も超える量の本を手元に置いていると感じた。きっと、10年の間に揺れる「ときめき」になすがまま、闇雲にちかい状態で膨らんでいった結果の壁のような本。今、手にする本ですら読みきれていない現状もあって、前に手に入れた本の中から、一部を手放すことにした。
そうと決めて、SPBSに納品し、店長の鈴木さんと値段をつけながら本の整理をしていると、自分の口から、それぞれの本についての思い出話が次々と出てきた。読めていない本も多いのに、それぞれの本の記憶は鮮明で、本の魅力を語る自分にすこし驚いた。やはり、ときめいていたのだと思う。ヨーロッパのペインティングやファッション写真に惹かれていた頃、アメリカのサブカルに取り憑かれて、大量のジンを集めていた時期、詩集を読み込んでいた時など、われながら雑多だなと実感した。ただの無駄遣いだったのかもしれないけど、ときめいた時間が懐かしく尊い。本がとても楽しいものである事を再確認した作業だった。
2016.1.20 Noritake
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※2月7日(日)まで、Noritakeさんの古書を3000円以上ご購入いただいた方には、SPBSで先行発売となる「SO FAR」しおりを一部プレゼント。(数量限定・お一人様一点のみ)